睡眠障害


現代社会を生きる私たちにとって睡眠障害は多くの方が抱える問題の一つとなっています。寝付きの悪さであったり、夢が多かったり中途覚醒や夜間頻尿などの影響で疲労感と共に目覚めるといったことが起こります。

 

漢方の考え方では睡眠は陰を生み出す非常に大切な時間と捉えられています。陽とはエネルギーや熱量といった機能的な概念に対して陰とは血液や筋肉といった物質的なものを指しています。医学的には睡眠時のノンレム睡眠という深い眠りについている時間帯に分泌される成長ホルモンなどの働きによって細胞の修復や代謝によって新しい細胞を生み出しています。

 

睡眠の質を低下させる要因は様々ですが現代人においては、ストレスや寝る直前までのスマートフォンの使用や遅い時間の夕食や食べ過ぎ、飲酒などによる自律神経のバランスの崩れが大きく影響していると考えられています。最新の睡眠研究においても覚醒を司る交感神経が優位なまま睡眠をとっている方が非常に多く、眠りが浅く質が低下している事が分かっています。

また、就寝前の糖質の摂りすぎは睡眠時の血糖値スパイクという現象を引き起こします。これによって自律神経のバランスが乱れ中途覚醒が起こりやすくなります。こういった交感神経が優位になった状態での睡眠は悪夢や食いしばり、歯軋りといった形でも現れます。漢方では気の高ぶりや滞り、熱といった形で表現されます。また、熱症状はストレスなどによって引き起こされやすい

ですが、眼精疲労や脳疲労などによる体の陰液=栄養素を消耗する事でも引き起こされます。

 

つまり、現代人はある種の興奮状態に陥ることによって睡眠時に副交感神経を優位にして、しっかりとリラックスする事が出来なくなっています。

 

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